Ohuhu イラスト講座
レモンの塗り方
今回は、みずみずしいレモンの塗り方についてご紹介したいと思います。
フルーツをモチーフにしたイラストはカラフルで賑やかな印象になりますので、前々回ご紹介したイチゴなどと組み合わせて描いてみてくださいね。
Ohuhuアルコールマーカーを使ったレモンの塗り方
今回使用する色はこちらになります。
Ohuhuマーカーペン120色セットと、薄色系48色セットを使って着色しています。
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GY4 / GY5 / GY42:レモンの葉っぱを表現する色です。オリーブグリーン系のGYをチョイスしました。
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Y030 / Y3 / Y2 / YR1:レモンに使用する色です。Y030とY3を中心に使っていきます。
①レモンの下塗りをする
まずはレモンから塗っていきます。
0番(ブレンダー)を先に塗っておき、その上にY030を重ねます。
光の当たる部分は白く残しておきます。
②Y3を使って陰影を出していく
下塗りが終わったら、Y3を使ってレモンの立体感を出していきます。
上の方は塗り残しておき、下まで塗っていきます。
③Y2を使って質感を出していく
次にレモンのでこぼこした表面を描いていきます。
Y2をちょんちょんと乗せていき、乾かないうちにY3(Y030でもOK)で馴染ませます。
その作業を何度か繰り返していくことで、レモンの質感が出てきます。
④YR1で仕上げ
最後に、YR1を使って陰影を表現していきます。
先程と同じようにちょんちょんと乗せていき、乾かないうちにY3を使って馴染ませていきます。
数が多いと汚い印象になってしまうので、少しで大丈夫です。
これでレモンは完成です。
⑤葉っぱを塗っていく
次にレモンの葉っぱを塗っていきます。
一番濃い色である、GY42を塗ります。 あとで葉の立体感を出していくので、GY42の塗り面積は少し小さめにしておきましょう。
⑥GY5でグラデ塗り
GY42が乾かないうちに、GY5を重ね塗りします。
一回だけだと色の境界線が目立ちますので、何度か重ね塗りしてください。
⑦GY4でグラデ塗り
最後に、GY4を重ねていきます。
これで葉っぱの下塗りは終わりです。次に、葉の立体感を出していきます。
⑧葉の立体感を出す
葉脈を緑のペンもしくは色鉛筆で描きます。
あまり細かすぎると塗りにくいので、大きめに描いて大丈夫です。
葉脈の交差する部分に沿って、GY42/GY5/GY4を使ってグラデ塗りをしていきます。
全体的に塗ってしまうと立体感が無くなってしまうので、葉っぱの外側の方はなるべく塗らず、元々の下塗りの色が見えるようにして下さい。
最後に、CGⅡ00でレモンの影を塗り、ホワイトを入れて完成です!
キャラクターの瞳や髪にも同じ色を使用して、全体的に統一感が出るようにしました。
今回の塗り方であれば、レモン以外にもみかんやグレープフルーツなども描くことができます。
また、フルーツだけではなく花や葉っぱも組み合わせることでイラストがより華やかになりますので、ぜひ皆さんも試してみてください。
(文・写真 / しんせつなペイト)
しんせつなペイト
会社員のかたわら画材に関するブログ『ペイトのすすす。』を運営。透明水彩やアルコールマーカーなど、画材全般についての情報を発信中!